Vol.7
10 May 1997

タランギレ国立公園

 タランギレ国立公園にも日本に帰る前に行きました。アリューシャから少し南に下った内陸部にある公園です。タランギレ国立公園は舗装道路からわりに簡単に入れるのですが、モシから行こうとするとやはり片道2時間以上はみなくてはいけません。午後出かけていって一泊した後、午前中公園内を周って帰ってくる、なんていうパターンがいいようです。

 タランギレ公園での見物は象の群れです。とにかくすごい数がいて、アフリカ象が絶滅寸前なのが信じられなくなります。他にもライオンなどは多くいるようですが、特に珍しい動物がいるといったわけではありません。

 ロッジはタランギレ公園内に2ヶ所あります。その内のテンティッド・ロッジ(シャワーやトイレがついた作り付けのテントが並んでいる)に泊りました。ロッジは川を見下ろす高台にあり、目の前の川に動物たちが水を飲みに来るのが見下ろせます。夜は寝ているテントのすぐ横で何か動物が来て「フーフー」なんて声を出しています。何が来てるのか見てみたい気もしましたが、「もしライオンだったら」と思うと、ちょっとカメラをもって外へ出る勇気はありませんでした。何しろロッジの周りには柵も何も無く、事実他の日本人が訪れた時にはライオンがいて、食事に行けなかったことがあったそうです。

 朝外へ出て調べてみると、ライオンではありませんが小型の猫科動物の足跡がありました。

 マラリア蚊が多いのには閉口しますが、雰囲気の良い公園とロッジで、とても気に入りました。

タランギレの夕日

 タランギレ国立公園の夕暮れです。大きな木はバオバブです。そしてバオバブの木の根元に象がいるのがわかりますか?

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