モシのお好み焼き
モシにも何とお好み焼きがありました。もちろん日本のものではなく、四角い形をしたもので、スワヒリ語ではパンと同じ「ムカテ」という名で呼ばれています。
中には肉と卵が入っており、製法は溶いた小麦粉に具を入れ、熱した鉄板の上で焼くところなど、お好み焼きにそっくりです。あとキャベツが入っていれば、文句無いのですが。町中の道端で焼き肉の店と並んで売っていますが、これがなかなか美味いのです。無論、お好み焼きへの郷愁があるせいかもしれませんが。
因みに売っているおじさんは、日本人には「オコノミヤキ」と言い、西洋人には「ピザ」と言っているそうです。ヨーロッパでは誰かがきっと「モシにはピザがあった」なんてことをニュースレターに書いていることでしょう。
モシでは日本のプロジェクトで導入したコシヒカリが栽培されており、通称「モシヒカリ」で、ケニアから日本料理店が買い付けに来るくらい(日本人の間でだけ)有名です。お好み焼きにも何かしゃれた名前を付けようかと考えましたが、「モシヒカリ」のネーミングを超えられそうにないので止めました。