おたまじゃくしの神秘
おたまじゃくしのことを英語でtadpoleと言いますが、これから書くこととは全く関係ありません。
僕が担当で管理しているムコンガ苗畑は乾燥地の真ん中にあります。さてこの土地がどのくらい乾いているかと言うと、ここ数年の年降水量は僅か200mm弱、乾いた高温の風が年中ピューピューと吹きまくります。
湿度は百葉箱の中の乾湿球式の湿度計では計れません。なぜならば恐ろしいことに湿球に水が届く前に乾いてしまうため、乾球も湿球も同じ温度を示してしまうのです。こんな所に苗畑を造ろうと言い出したのは誰だ!と設計者を恨みたくもなりますが、この話もおたまじゃくしとは関係ないのでまたの機会にします。
さて、ここまで書けば何が神秘かわかるでしょう。
そう、こんな乾いた土地におたまじゃくしがいたのです。乾ききった苗床の土を掘っていたら、おたまじゃくしがミミズのようにニョロニョロ出てきたのです!というのはもちろん嘘ですが、苗畑の予備の水を溜めてあるタンクに、知らぬ間にわいていたのです。
近くには川も池もありません。乾ききったサバンナだけです。かなりの数いるところを見ると、ここで孵化したのは間違いないと思います。こいつらの親ガエルはいったいいつどこからどうやってやって来たのでしょうか?
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